コラム|西千葉・西登戸・みどり台の歯医者【西千葉パプリカ歯科クリニック】

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インプラントを入れるとMRI検査ができないってほんと?

こんにちは。
西千葉駅南口より徒歩2分、JR総武線の線路沿いにあります西千葉パプリカ歯科クリニックです。

「インプラントを入れると、MRI検査ができなくなるのでは?」

患者さんから、このようなご心配をお聞きすることがあります。
たしかにインプラントは体内に金属を入れるため、電磁波を用いるMRIへの影響が気になりますよね。

そこで今日は、インプラントを入れた後のMRI検査についてお話しします。

 

MRI検査で金属がNGの理由

まずは、なぜMRI検査ではメガネやアクセサリーなど金属をすべて外すよう指示されるのか。その理由からご説明します。

電磁波を使って体内を撮影するMRIは、装置自体が大きな磁石のようなものだと考えてください。そのため、磁力に反応する金属は「MRI画像にノイズを発生させることによる診断の妨げ」と「引き寄せられることによる装置の破損」を起こす可能性があるのです。

それなら、インプラントは大丈夫なのでしょうか?

 

インプラント体は非磁性体の金属

顎の骨に埋め込む人工歯根(インプラント体)に使われる金属は、チタンまたはチタン合金です。

これらの金属は「非磁性体」で、簡単にいえば鉄のように磁石にくっつく金属とは異なる性質なので、磁力に影響することはありません。

 

基本的にインプラントはMRIに影響しない

インプラント体は「非磁性体」であるチタンやチタン合金でできているため、MRI画像に歪みを生じさせるなどの現象は起きません。また、磁石に引き寄せられたり、熱を帯びたりする性質もありません。

インプラントは世界中で行われている治療法ですが、これまでMRI検査でそのような事故が起きたという報告はありませんので、基本的には施術後も問題なくMRI検査を受けていただけます。

 

磁石式のインプラントは前処置が必要

インプラントで問題があるとすれば、人工歯根の部分(インプラント体)ではなく、インプラントに取り付ける人工歯との接合部分です。

この部分に磁石を使って、取り外し可能な人工歯を安定させているインプラントをお使いの場合は、磁石がMRI画像に影響してしまいます。しかしその場合も、検査前に磁石のみ取り外すなどの処置をしておけば問題ありません。

 

まとめ

磁石を使った特殊なインプラントの場合は前処置が必要ですが、基本的にはインプラントを入れたあともMRI検査を受けることが可能です。

検査前に歯科医師と相談するように言われた方、インプラントについてご心配なことがある方は、西千葉パプリカ歯科クリニックまでお気軽にご相談ください。